BPOコールセンターの売上高ランキング
ここでは、コールセンターを代行するBPO企業の売上高ランキング(2022年度)をご紹介します。各BPO企業の特徴についてもまとめました。
企業名 | 売上高 | |
---|---|---|
第1位 | 株式会社トランスコスモス | 約3,700億円 |
第2位 | アルティウスリンク株式会社 | 約2,400億円 |
第3位 | 株式会社ベルシステム24ホールディングス | 約1,560億円 |
第4位 | 株式会社NTTマーケティングアクトProCX | 約660億円 |
第5位 | 株式会社 TMJ | 約580億円 |
出典:通販新聞社「2022年度コールセンター事業を手がける企業の売上高に関する調査結果」
第1位 トランスコスモス
トランスコスモスは、デジタルマーケティング事業やBPO事業をグローバル展開している会社です。
コールセンター事業の導入実績は3,000社以上を誇ります。注文受付や音声AIの導入支援、電話調査など、業務効率化と売上拡大のためのサポートを行っています。電話やメール以外にも、SNSやWebチャットなど、幅広いチャネルで対応可能です。
- 株式会社トランスコスモス
- 設立年月日
- 1985年6月18日
- 従業員数
- グループ:6万9,764名(2024年3月末現在)
- 事業内容
- デジタルマーケティング事業、コールセンター事業、BPO事業など
- コールセンター売上高
- 約3,700億円(2022年度)
- コールセンター導入事例(業界)
- 金融、製造、通信、ライフラインなど
第2位 アルティウスリンク
アルティウスリンク株式会社は、「りらいあコミュニケーションズ」と「KDDIエボルバ」の2社が2023年9月に経営統合し発足した会社です。
コンタクトセンターは24時間稼働し、丁寧かつ迅速な対応でCX向上が期待できます。カスタマーサポートからアウトバウンドコール、リコール対応などにも対応可能です。統合により、互いの強みを活かした事業を展開しています。
- アルティウスリンク株式会社
- 設立年月日
- 2023年9月1日
- 従業員数
- 約5万7,000人
- 事業内容
- コンタクトセンター事業、バックオフィス事業など
- コールセンター売上高
- 約2,400億円(2022年度)
- コールセンター導入事例(業界)
- 官公庁・公共インフラ、メーカー、通信情報、金融・保険など
第3位 ベルシステム24ホールディングス
ベルシステム24ホールディングスは、40年以上にわたりコールセンター事業を中心にさまざまなソリューション提供を行う企業です。
電話代行サービスe秘書やグローバル対応のコンタクトセンター配置など、独自のサービスを展開しています。
- 株式会社ベルシステム24ホールディングス
- 設立年月日
- 1982年9月20日
- 従業員数
- 266名 / グループ連結:社員3万4,730名(2024年2月末現在)
- 事業内容
- アウトソーシング事業、人材派遣事業など
- コールセンター売上高
- 約1,560億円(2022年度)
- コールセンター導入事例(業界)
- 金融・保険、メーカー、建設・不動産など
第4位 NTTマーケティングアクトProCX
NTTマーケティングアクトProCXは、NTT西日本のグループ企業で、企業のCX・DXを推進する会社です。
全国40拠点にコンタクトセンターの配置があります。通話音声をリアルタイムでテキスト化、緊急対応・リコール専用窓口など、企業に寄り添ったサービスを展開しています。
- 株式会社NTTマーケティングアクトProCX
- 設立年月日
- 2021年7月1日
- 従業員数
- -
- 事業内容
- コンタクトセンタービジネス等、BPO業務運営事業
- コールセンター売上高
- 約660億円(2022年度)
- コールセンター導入事例(業界)
- インフラ、金融、宿泊業、地方自治体など
出典:株式会社NTTマーケティングアクトProCX_会社概要
第5位 TMJ
セコム株式会社のグループ企業であるTMJは、多彩なBPOサービスで企業をサポートする会社です。
コンタクトセンターでは、顧客対応専門窓口や、新規顧客獲得を目指したセールス支援など行います。また高齢者応対を意識した、模擬音声シミュレーションツールの活用など、TMJならではのサービスを展開しています。
- 株式会社 TMJ
- 設立年月日
- 1992年4月1日
- 従業員数
- 2,840名(2024年3月末現在)
- 事業内容
- BPOに関するアウトソーシングサービス、コンサルティングサービス、人材派遣など
- コールセンター売上高
- 約580億円(2022年度)
- コールセンター導入事例(業界)
- 教育、エンターテイメント、エネルギー、小売・サービスなど
BPOコールセンターで依頼できる業務
この章では、BPOコールセンターで依頼できる業務について解説します。
テレアポ業務
見込み客へ商談のアポイントメントを取るテレアポ(営業電話)は、BPO企業に委託できる業務の一つです。
テレアポ業務を代行するBPO企業には、実績やノウハウがあるスタッフが在籍していることが多いです。そのため、即戦力となる人員補強が可能となり、業務品質の向上や、スピーディーな売上アップが期待できます。
問い合わせ業務
BPOコールセンターでは、顧客からの問い合わせ業務を代行します。
事業が拡大していくと、問い合わせ件数も比例して増えてくるでしょう。人手が必要な場合、業務を外部委託することで社員はノンコア業務から解放され、コア業務へと集中できます。
例えば、お客様専用窓口を24時間対応とした場合、業務時間外や休日出勤を社員がする必要があるかもしれません。コールセンターを外注することで、時間外手当といったコストをカットするだけでなく、業務負担も軽減します。
商品関連の業務
電話注文といった、商品・サービスに関連する顧客からの電話対応も代行します。
専門性の高い知識が必要な場合も、マニュアルを作成し対応が可能です。自社で対応すると教育コストもかかりますが、BPO導入によってその手間を省くことができます。
マーケティング調査
マーケティング調査を代行する、BPOコールセンターもあります。
例えば、市場調査や顧客満足度調査など、新規顧客獲得に欠かせないリサーチの依頼が可能です。選挙の出口調査など、突発的かつ短期間に調査人員を必要とする業務に対応できるBPO企業もあります。
時間と手間がかかるマーケティング調査を外部委託することで、事業成長が促進します。
まとめ
本記事では、コールセンターを代行するBPO企業の売上ランキングをご紹介しました。売上高からBPO企業の規模感を把握し、自社との相性を確かめる参考材料の一つとなれば幸いです。
テレアポ業務やマーケティング調査など、人手不足や売上停滞に悩む企業は、コール業務の外注を検討してみてください。
- 業務効率化を考える上で、まずノンコア業務から見直そう!