業務効率化 【徹底比較】大手BPOと中小BPOのメリット・デメリット!

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【徹底比較】大手BPOと中小BPOのメリット・デメリット!

BPOの大手企業と中小企業を比較する際、どちらが自社に適しているか悩む方も多いのではないでしょうか?

大手BPOは最新技術の導入や安定したサービス提供、高いセキュリティが魅力ですが、コストや柔軟性に課題があります。

一方、中小BPOは柔軟な対応やコスト競争力が強みですが、リソースやサービス範囲に制約があります。

この記事では、大手と中小BPOのメリット・デメリットを詳細に比較し、具体的な企業リストも紹介します。

自社に最適なBPOパートナー選びの参考として、ぜひ最後までお読みください。

大手BPO企業のメリットとデメリット

まずは、大手BPO企業のメリットとデメリットを解説します。

中小BPO企業のメリットとデメリットも次の章で解説しますので、自社がどちらに向いているか比較してみてください。

メリット|大手BPO企業

最新技術の導入
  • 最新の技術やツールを積極的に導入
  • 業務効率が向上しコスト削減にも寄与
安定したサービス提供
  • 長年の経験と実績があり信頼性の高いサービスを提供
  • 業務の安定性と継続性が保証される
幅広いサービス範囲
  • 多様なサービスを一括して提供できる
  • 複数の業務を一度にBPO化することが可能
全国的な対応力
  • 多くの大手BPOは全国各地に拠点がある
  • 企業は各地域の支店などで対応可能
高いセキュリティ
  • 厳格なセキュリティ対策により機密情報の保護を徹底
  • データ漏洩リスクを最小限に抑えることができる

大手には「潤沢な資本力・人的リソースが豊富・全国展開する拠点」などの特徴があります。

そのことから、最新技術を導入し安定したサービス提供や、広域なサービス提供・全国的な対応力が可能となります。

またセキュリティに対する対応力も高く、データ漏洩のリスクを最小限に抑えられる点も、大手BPO企業の大きなメリットといえるでしょう。

デメリット|大手BPO企業

柔軟性の欠如
  • 標準化されたサービスを提供することが多い
  • 個別のニーズに柔軟に対応することが難しい
  • 顧客一人ひとりへの対応が機械的になる可能性がある
コミュニケーションの難しさ
  • 大手BPOは階層が多くコミュニケーションの流れが複雑なケースがある
  • 迅速な意思疎通や問題解決に支障がでるパターンがある
  • 市場の変化や新しいニーズに対し対応の迅速さに欠けることがある
コスト面で不利
  • 幅広いサービス範囲や高い技術力を持つため一般的にコストが高くなる傾向がある

一方大手BPOのデメリットとしては、大規模な組織ゆえの「柔軟性の欠如」や「コミュニュケーションの難しさ」などが挙げられます。

サービス範囲が広く高い技術力を維持するため、一般的に中小BPO企業に比べコストが高い傾向があるのもデメリットといえるでしょう。

中小BPO企業のメリットとデメリット

次に中小BPO企業のメリットとデメリットに関して解説します。

中小BPO企業にも大手には無い特徴があるので、自社はどちらが向いているか比較してみてください。

メリット|中小BPO企業

柔軟な対応力
  • 企業のニーズに柔軟にカスタマイズして対応できる
  • 問題が発生した際の対応が迅速
迅速なフィードバック
  • 組織規模がコンパクトなので迅速なフィードバックが可能
  • 意思決定から実行までがスムーズ
地域特化型サービス
  • 特定の地域や業界に特化したサービスを提供
  • 地域特有の習慣や慣例を把握
コスト競争力
  • 大手ほど運営費がかからないのでコストを抑えられる傾向がある

中小BPOはユーザーとの距離が近く、きめ細やかなサービスで、より個別のニーズに合ったサポートが受けられるのが特徴です。

全国展開しておらず地域に根差したBPOも多いため、地域特有の習慣や慣例にも精通しており、スムーズに業務を引き継ぐことができます。

デメリット|中小BPO企業

リソースの制約
  • 人材・技術・設備などのリソースが限られていることがある
  • 急なプロジェクトなどに対応できないケースがある
サービス範囲が限定的
  • サービス範囲が特化業務に限定されていることが多い
  • 複数業務の横展開が難しい
セキュリティの課題
  • 大手BPOに比べてセキュリティ対策が脆弱な場合がある
  • ISMS・プライバシーマーク ・DX認定事業者などの第三者機関認証を取得していないケースがある
ブランド力が弱く信頼性に不安
  • 大手BPOに比べ認知度が低く信頼性に不安がある

中小BPOは人的・技術的・設備的なリソースが大手BPOほど充実しておらず、突発的なプロジェクトやキャンペーンなどに対応できないケースがあります。

セキュリティ面においても脆弱な可能性があるので、ISMSやDX認定業者など、第三者機関による認定を受けているかを必ず確認しましょう。

大手BPO企業の一覧

ここでは、国内BPO大手5社の売上や特徴を一覧表でご紹介します。

BPO企業 売上 従業員数 導入社数 特徴
トランスコスモス 3,622億円 約69,000名 約3,000社
  • 日本のBPO会社の先駆者
  • 企画開発・生産・物流・販売・など多岐にわたるサービス
アルティウスリンク 2,400億円 約58,000名 約1,300社
  • 国内100拠点超のコンタクトセンター
  • ITソリューション事業に強い対応力
ベルシステム24 1,560億円 約30,000名 約1,200社
  • 40年以上の経験で培ったノウハウ
  • 営業と営業事務作業に強い対応力
NTTマーケティングアクト 2,700億円 約30,000名 記載無し
  • NTT西日本の100%出資子会社
  • 年間1億コールで培われたノウハウを活かし、様々なセンターをサポート
パソナグループ 3,726億円 約25,000名 約800件
  • 専門コンサルタントが導入から立ち上げまで全面サポート
  • 様々なサービスの組合せで最適なサービスを提供

中小BPO企業の一覧

次に中小BPO企業を3社ご紹介します。

BPO企業 売上 従業員数 導入社数 特徴
プレステージ・インターナショナル 565億円 約5,000人 記載無し
  • 世界18カ国28拠点を持ち、グローバル展開に強いBPO企業
  • 世界展開する自動車メーカーや不動産などをサポート
カスタマーリレーションテレマーケティング 268億円 約3,000人 記載無し
  • コールセンターの運営を中心に人材派遣業・フィナンシャル事業などを多角的に展開
  • 2007年3名からスタートし、現在は株式上場を達成、勢いが注目される
キューアンドエー 133億円 約1,400人 記載無し
  • 総務・人事・労務など企業の基盤づくりをプロがサポート
  • 現状課題の可視化からアフターフォローまできめ細かいサービス

まとめ:大手BPOと中小BPOの特性をしっかりと把握しましょう

大手BPO企業と中小BPO企業の特徴を比較すると、それぞれに独自のメリットとデメリットがあることが分かります。

大手BPO企業は最新技術の導入や安定したサービス提供、広範な対応力と高いセキュリティを強みとしますが、コストの高さや柔軟性の欠如、コミュニケーションの複雑さが課題です。

一方、中小BPO企業は柔軟な対応力やコスト競争力、地域特化型のサービスを提供できる点が魅力ですが、リソースやサービス範囲、セキュリティの面で不安があります。

企業は自社のニーズや状況を踏まえ、どちらのBPOがパートナーとして適しているかを慎重に検討することが重要です。

BPO企業の特性を理解し、最適なパートナーシップを築くことで、業務効率の向上とコスト削減を実現しましょう。

POINT
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メディアリテラシーの高いBPO企業を選ぼう!

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